東京消防庁によると、東京都に住んでいる70歳ぐらいの男性が足のけがで病院に運ばれました。病院で調べると、男性は新型コロナウイルスがうつっていました。このため、けがとコロナウイルスの両方を治療できる病院に、救急車で男性を運ぶことになりました。
しかし、治療できる病院がすぐに見つからなくて、病院に着くまでに35時間47分かかりました。コロナウイルスで具合が悪い人が病院に着くまでの時間は、去年の夏の23時間35分が今まででいちばん長くなっていました。
東京消防庁によると、コロナウイルスで救急車を呼んでも、病院がすぐに見つからないことが増えています。先月の終わりごろは、去年の同じときの3倍ぐらいになっていました。