▽静岡県で300ミリ
▽関東甲信で200ミリ
▽静岡県をのぞく東海地方で150ミリ
▽東北南部で100ミリ
と予想され、その後14日夕方までの24時間雨量は
▽静岡県で100ミリから200ミリ
▽関東甲信で100ミリから150ミリ
▽静岡県をのぞく東海地方と東北南部で50ミリから100ミリ
と予想され、静岡県を中心に総雨量がかなり増えるおそれがあります。
東海で線状降水帯が発生した場合は局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。
また、しだいに風が強まり海上を中心に非常に強い風が吹く見込みです。
関東と伊豆諸島、それに東海では13日に予想される最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルで、波の高さは5メートルとうねりを伴ってしけると予想されています。
強風や落雷、竜巻などの激しい突風にも十分注意が必要です。 お盆の時期とも重なることから最新の情報を確認するようにしてください。 海や川など屋外のレジャーは台風が近づく前から十分な注意が必要です。
【全日空】 台風の接近に伴って13日、 ▽静岡や八丈島を発着する10便の欠航が決まっているほか、 13日の午後3時以降、 ▽羽田を発着する便に影響が出る可能性があるということです。 【日本航空】 現時点で台風の接近に伴う欠航はない見通しです。 【JR各社】 ◇東海道・東北・上越・北陸、それに山形の各新幹線は、現時点で13日の台風の接近に伴う計画的な運休の予定はないとしていますが、 ▽秋田新幹線については、大雨の影響で盛岡駅と秋田駅の間で運休や遅れが発生する可能性があるということです。 ◇在来線では、 ▽千葉県の木更津駅と上総亀山駅を結ぶ久留里線で、13日の夕方ごろから深夜にかけて19本が運休するほか、 ▽JR千葉支社管内の総武本線や、成田線、鹿島線、内房線、外房線、東金線が、夕方以降、運転を取りやめる可能性があるということです。 【都内の主要な鉄道】 13日は、風や雨の影響で列車の遅れや、運転見合わせが発生する場合があるとするところもありますが、現時点で計画的な運休の予定はないということです。 【高速道路】 NEXCO東日本と中日本、それに首都高速道路によりますと、東海や関東甲信の高速道路のうち、▽新東名高速道路は、新静岡インターチェンジと藤枝岡部インターチェンジの間の上下線で、▽東名高速道路は、沼津インターチェンジと富士インターチェンジの間の上下線で、13日の昼から夕方ごろにかけて通行止めになる可能性があるということです。 台風の接近に伴う交通への影響は、今後の雨の降り方などの状況によることから、交通各社はホームページなどで最新の情報を確認するとともに、スケジュールに余裕を持って移動するよう呼びかけています。
警戒すべき点をまとめました。
12日午後3時の時点で勢力は1002ヘクトパスカル。中心付近の最大風速は18メートルで台風としてはあまり強くありません。 ただ接近直前まで発達する傾向にあるほか中心付近や南側には雨雲がまとまっていて、接近直前に急激に雨や風が強まるおそれがあります。 また台風の強さと関係なく、雨には警戒が必要です。 今回の台風は、関東南部など都市部にもかなり近づくか上陸のおそれがあるコースで、都市ならではの水害リスクに目を向けておく必要があります。 排水が追いつかないと周囲より低い土地や狭い道路には水が集まりやすくなり、川のような急な流れができて足元をすくわれる危険があります。 特に線路や道路などの下を通る「アンダーパス」は大雨で冠水しやすいほか、周囲より1メートルほど低くなっている場所は一見してわかりにくく、気づかずに車が入り込み乗っていた人が死亡する事故もたびたび起きています。 車が浸水すると、30センチ程度でエンジンが停止し、50センチ以上では車が浮いて流される危険があります。 急に天候が悪化した場合、見通しが悪い場合には無理をせず安全な場所に車を止めて、雨風が弱まるのを待って下さい。 また都市部では、建物が多い上に道路も舗装されて雨水がしみ込みにくく、1時間に50ミリ程度以上の雨が降ると排水が追いつかなくなるおそれがあります。 下水道などの排水機能が追いつかなくなり、地上に水があふれ出す「内水氾濫」と呼ばれる現象です。
13日には台風本体の発達した雨雲も次々にかかって非常に激しい雨が降り、台風が通過したあとも南から湿った空気が流れ込んだりして長時間雨が降り続くおそれもあります。 日本気象協会は、静岡県は15日にかけての72時間雨量が多いところで400ミリ前後に達し、これまでに地域で観測された最大の雨量を30%程度上回るところもあると分析しています。
しだいに風も強まり海上はうねりを伴ってしける見込みです。 大雨や高波などにも注意が必要です。 雨や風の強さ次第では、鉄道や高速道路、空の便など交通網に影響が出るおそれもあり、出かける前には最新の情報を確認して、場合によってはスケジュールや行程の変更も検討するようにしてください。
気象庁は情報が出されたら危機感を高めてもらい、ハザードマップや避難場所、避難経路を確認するなどして災害に備えてもらいたいとしています。
気象庁によりますと、過去の事例からみた“的中率”は全国で2回に1回程度、地方単位では4回に1回程度で、情報が出ない中で線状降水帯が発生するいわゆる“見逃し”も3回に2回程度あるということです。 『予測が出ていない地域が安全だ』というわけではありません。 急激に状況が悪化した場合は早めに安全な場所に移動するようにしてください。
しかしこの情報が発表される時点では土砂災害や洪水が起きる危険性が急激に高まり、すでに外に出ることが危険になっているおそれがあります。 気象庁は自治体の避難情報などをもとに早めの避難を心がけるよう呼びかけています。
交通への影響
台風8号 警戒すべき点まとめ
都市部ならではのリスク
静岡周辺で総雨量増 大雨警戒
お盆の時期に上陸のおそれ 行楽地に向かう前に情報確認を
「線状降水帯の予測」とは