軍事侵攻が
始まった
その日の
朝、オリハ
さんは
大きな爆発音と
揺れで
目覚めました。
何が
起こったのかわからず、パニック
状態になりました。
インターネットでロシアによる軍事侵攻が始まった事を知り、軍事施設が攻撃されたのだと察しました。
大勢の人が亡くなり、穏やかな暮らしが奪われました。軍事侵攻が進むさなかでの留学。自分だけ留学して安全な日本に行ってもいいのか。オリハさんはいたたまれない気持ちでした。
「サバイバーズ ギルト(生存者の罪悪感)の気持ちでした。母国では戦争が起こって大勢の人が亡くなって私が留学するのは本当に悪い気持ちでした」
そんなオリハさんを勇気づけたのは家族や友人でした。
「夢を諦めてはいけない」
そう励まされて留学の決心がついたといいます。
日本で知った悲しい知らせ
2
週間かけて、
日本へたどりついたオリハ
さん。
日々、
勉強に
励んでいます。
そんな中、オリハさんのもとに悲しい知らせが届きました。ことし5月、通っていたウクライナの大学の恩師が亡くなったのです。
恩師は
母国を
守るため
志願して
兵士になり、
東部ハルキウ
州で
戦車の
砲撃を
受けたということでした。
「ほかの人のこと考えて家族のことを考えて、本当に国を守りたい人が多いです。命を失うことは、悪いことです。やはり嫌です。でも私たちが国を守らなければ」
母国に残る家族は
さらにオリハ
さんが
気がかりなのは、
母国に
残る
家族です。
連絡をとって、
お互いの
状況を
報告します。
軍事侵攻から半年近くがたち、学校に勤める父からうれしい知らせもありました。
オリハさんの父
「子どもたちと会って授業ができるようになったんだよ。学校にシェルターもできたんだよ。あとはシェルターの中に机といすを並べるだけ」
戦争の悲惨さ 語ることを決意
ふるさとを
離れて5
か月。77
年前の
戦争を
語り継いでいる
日本で、オリハ
さんは
身近な
人を
失う戦争の
悲惨さについて、みずから
語ることを
決意しました。
「再び戦争をしないようにというメッセージを含めている平和の集いみたいなイベントは本当によいと思います。ウクライナについて、多くの人にその状況とか、いろんな情報を伝えたいと思います」
そして、
終戦の
日の8
月15
日。
集まった
地元の
人たちを
前に、オリハ
さんは
語りかけました。
「世界のコミュニティーが、いまロシアの行っていることすべてを認めてはいけません。世界が団結し、政治的にも経済的にもロシアの侵略に反対し、そして一日も早く平穏な生活に戻れることをせつに願っております」
遠く離れた日本でウクライナの平和を願うオリハさん。卒業後は母国のために働くことを目指しています。
「将来は日本とウクライナの懸け橋として外交官に勤めたいと思います。日本とウクライナの関係を強くしたいです」
“グーグルマップの不当なクチコミ投稿で権利侵害”医師ら提訴
地図アプリの中で利用者の数が日本で最も多いとされるグーグルマップに表示される「クチコミ」に、不当な内容が投稿されても削除してもらえず、利益が侵害されたなどとして、都内の医師など63の個人と団体がグーグルに対し、あわせて140万円あまりの損害賠償を求める訴えを起こしました。
Source: NHK
Apr 18, 2024 18:04
鹿児島 りんご食べ女児死亡から1年 父親“手を合わせるしか”
鹿児島県姶良市の保育園で生後6か月の女の子がすりおろしたりんごを食べた後に死亡した事故が起きてから1年となる18日、女の子の父親が取材に応じ「手を合わせることしかできず、声をかけることもできない。娘のような事故は二度と起こしてほしくない」と話しました。
Source: NHK
Apr 18, 2024 17:04
“米の象徴的な企業であり続ける”日本製鉄とUSスチールが声明
日本製鉄によるUSスチールの買収計画をめぐりアメリカのバイデン大統領が「完全にアメリカ企業であり続けるべきだ」と述べたことについて、両社が声明を発表し、「USスチールはアメリカの象徴的な企業であり続ける」などとして、買収がアメリカ全体にとっても利益をもたらすものだと強調しました。
Source: NHK
Apr 18, 2024 13:04
G20財務相・中央銀行総裁会議開幕 日米韓“円安など懸念共有”
G20=主要20か国の財務相・中央銀行総裁会議が日本時間の18日朝、アメリカのワシントンで開幕し、世界経済の課題などについて意見を交わしました。これに先だって開かれた日米韓3か国の財務相会談では、最近の急速な円安や韓国の通貨、ウォンの値下がりに対する日本と韓国の深刻な懸念を共有し、外国為替市場の動向について緊密に協議していくことを確認しました。
Source: NHK
Apr 18, 2024 12:04
バイデン大統領 USスチール「アメリカ企業であり続けるべき」
アメリカのバイデン大統領は東部ペンシルベニア州にある鉄鋼業界の労働組合の本部を訪れて演説し、日本製鉄による大手鉄鋼メーカー、USスチールの買収計画について「完全にアメリカ企業であり続けるべきだ」と述べて買収に否定的な考えを改めて強調しました。秋の大統領選挙を前に労働者の支持を拡大する狙いがあるとみられます。
Source: NHK
Apr 18, 2024 06:04
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