▽午後11時までの1時間には奈良県が十津川村に設置した雨量計で68ミリ、▽午後10時半までの1時間には長崎市脇岬で51ミリのいずれも非常に激しい雨を観測しました
これまでの雨で▽島根県では土砂災害の危険性が非常に高まり、「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があるほか▽北海道では氾濫の危険性が非常に高い「氾濫危険水位」を超えている川があります。
記録的な大雨となった東北北部や北海道では、地盤が緩み土砂災害や洪水の危険性が高い状態が続いていて、引き続き警戒が必要です。
北日本から日本海に伸びる前線が南下してあさってにかけて東日本から西日本の日本海側に停滞する見込みです。 ▽北海道や東北では17日にかけて、▽東日本と西日本の日本海側では18日にかけて、雷を伴って激しい雨が降り、局地的には1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。 気象庁は特に西日本の日本海側では雨雲が予想以上に発達すると1時間に80ミリ以上の猛烈な雨が降るおそれがあるとしています。 17日夕方までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで ▽新潟県と北陸、中国地方で180ミリ、 ▽九州北部で150ミリ、 ▽東海と近畿で120ミリ、 ▽東北で100ミリと予想されています。 さらに18日夕方までの24時間には ▽中国地方で100ミリから200ミリ、 ▽東北と東海、北陸、それに近畿で100ミリから150ミリの雨が降る見込みです。 気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に警戒し、落雷や竜巻などの突風にも十分注意するよう呼びかけています。 記録的な大雨となった北海道や東北だけでなく、東日本と西日本の日本海側でも今後、災害が発生する危険性が急激に高まるおそれがあり、状況が悪化する前に早めに安全を確保するようにしてください。
前線南下で北~西日本の日本海側で大雨のおそれ