全国ぜんこくの8～10月つきの平均へいきん気温きおん「平年へいねんより高たかい」見込みこみ 熱中ねっちゅう症しょうに注意ちゅうい

気象庁きしょうちょうが23日にちに発表はっぴょうした8月つきから10月つきの長期ちょうき予報よほうによりますと、太平洋たいへいよう高気圧こうきあつの勢力せいりょくが日本にっぽんの南東なんとうを中心ちゅうしんに強つよい状態じょうたいが続つづき、偏西風へんせいふうが平年へいねんより北きたを流ながれる影響えいきょうで、日本にっぽん付近ふきんは暖あたたかい空気くうきに覆おおわれやすくなる見込みこみです。

このため、3か月かげつを通をとおして、平均へいきん気温きおんは全国ぜんこく的てきに「高たかい」と予想よそうされています。

8～10月つきの降水こうすい量りょう 湿しめった空気くうきや秋雨あきさめ前線ぜんせんの影響えいきょう受うけやすい時期じきも

また、3か月かげつの降水こうすい量りょうは、南みなみからの湿しめった空気くうきや秋雨あきさめ前線ぜんせんの影響えいきょうを受うけやすい時期じきがあるため、

▽東日本ひがしにっぽんから西日本にしにほんの太平洋たいへいよう側がわと、沖縄おきなわ・奄美あまみでは「平年へいねん並なみか多おおい」と予想よそうされ、

▽東日本ひがしにっぽんから西日本にしにほんの日本海にほんかい側がわと、北きた日本にっぽんは「ほぼ平年へいねん並なみ」となる見込みこみです。

ラニーニャ現象げんしょう発生はっせいの可能かのう性せい高たかい “熱中ねっちゅう症しょうと台風たいふうの対策たいさくを”

一方いっぽう、南米なんべい・ペルー沖おきの赤道せきどう付近ふきんでは海面かいめん水温すいおんが平年へいねんより低ひくくなる「ラニーニャ現象げんしょう」が発生はっせいする可能かのう性せいが高たかくなっているということです。

「ラニーニャ現象げんしょう」が発生はっせいすると日本にっぽん付近ふきんは高温こうおんになるほか、日本にっぽんの南みなみの海上かいじょうでは台風たいふうができやすくなる傾向けいこうがあり、気象庁きしょうちょう異常いじょう気象きしょう情報じょうほうセンターの田中たなか昌太郎しょうたろう所長しょちょうは、「10月つきにかけても暑あつさが続つづくと予想よそうされるため、熱中ねっちゅう症しょう対策たいさくを心こころがけるとともに、台風たいふうに関にかんする最新さいしんの情報じょうほうを確認かくにんするようにしてほしい」と呼よびかけています。