敦賀つるが原発げんぱつ2号機ごうき 再さい稼働かどうを事実じじつ上じょう認みとめず 原子力げんしりょく規制きせい庁ちょうの審査しんさ会合かいごう

原子げんし炉ろ建屋たきのやの真下ましたを走はしる断層だんそうが将来しょうらい動うごく可能かのう性せいを否定ひていすることは困難こんなんだとしていて、事実じじつ上じょう、再さい稼働かどうを認みとめない結論けつろんを出だすのは2012年ねんの発足ほっそく後ご初はじめてです。

今後こんご、原子力げんしりょく規制きせい委員いいん会かいが最終さいしゅう的てきに判断はんだんすることになりますが、審査しんさ会合かいごうの結論けつろんが受け入うけいれられる公算こうさんが大おおきく、その場合ばあい、日本にっぽん原電げんでんは改あらためて審査しんさを申請しんせいするか廃はい炉ろにするかといった判断はんだんを迫せまられることになります。

日本にっぽん原子力げんしりょく発電はつでんとは

敦賀つるが原子力げんしりょく発電はつでん所しょ2号機ごうきの事業じぎょう者しゃである日本にっぽん原子力げんしりょく発電はつでんは、原発げんぱつの建設けんせつや運営うんえいなどを行おこなう民間みんかん企業きぎょうで、東京とうきょう電力でんりょくホールディングスや関西かんさい電力でんりょくといった大手おおて電力でんりょく9社しゃなどが株主かぶぬしとなっています。

1966年ねんに日本にっぽんで初はじめての商業しょうぎょう用よう原発げんぱつとなる茨城いばらき県けんの東海とうかい原発げんぱつを建設けんせつしたのをはじめ、1970年ねんには軽水けいすい炉ろと呼よばれるタイプでは初はじめての敦賀つるが原発げんぱつ1号機ごうきを建設けんせつするなど、“日本にっぽんの原子力げんしりょく発電はつでんのパイオニア”として、この分野ぶんやをリードしてきました。

ただ、日本にっぽん原電げんでんが、現在げんざい、保有ほゆうしている原発げんぱつ4基きはいずれも稼働かどうしておらず、このうち東海とうかい原発げんぱつと敦賀つるが原発げんぱつ1号機ごうきは廃はい炉ろ作業さぎょうに着手ちゃくしゅしていて、会社かいしゃは、残のこりの2基きである、茨城いばらき県けんの東海とうかい第だい二に原発げんぱつと敦賀つるが原発げんぱつ2号機ごうきの再さい稼働かどうを目指めざしていました。

日本にっぽん原電げんでんは、保有ほゆうするすべての原発げんぱつが稼働かどうを停止ていししているため、電力でんりょくの販売はんばいをしていませんが、電力でんりょく大手おおて各社かくしゃから、原発げんぱつの維持いじ・管理かんり費用ひようとして「基本きほん料金りょうきん」を受け取うけとっていて、ことし3月つき期きの決算けっさんでは、最終さいしゅう的てきな利益りえきとして24億おく円えんの黒字くろじを確保かくほしています。