中国が去年7月に打ち上げた火星探査機が10日夜、火星の周回軌道に入ることに成功したと国営メディアが伝えました。
中国国営の新華社通信によりますと、中国の火星探査機「天問1号」は10日夜、火星の周回軌道に入ることに成功したということです。
「天問1号」は、去年7月、打ち上げに成功した中国初の火星探査機で、これまでにおよそ4億7500万キロを飛行し、今年5月から6月ごろに火星への初の軟着陸を目指しています。成功すれば、地質構造の特徴や水が存在するかなどの探査を予定しています。
中国政府は今年の共産党創立100年に向け、「宇宙強国」の実現を目指し、開発を加速させています。