自動車メーカー大手、独フォルクスワーゲン(VW)のディース最高経営責任者(CEO)は、電気自動車の独自開発を進めているとみられている米アップルについて、「恐れてはいない」との見方を示しました。
ディース氏は独紙フランクフルター・アルゲマイネの取材に対し、自動車業界は1回の打撃で奪えるような典型的なIT分野とは異なると指摘します。「アップルが一晩でやることはできないだろう」と述べました。
業界ウォッチャーは何年にもわたり、アップルが自社開発した自動運転で動く電気自動車を発売するとみています。こうした見方は、ロイター通信が2020年12月に匿名の情報源の話としてアップルが2024年までに乗用車の製造を計画していると報道したことで再燃しました。