日本新聞: 安曇野の白鳥シベリアへの「北帰行」始まる長野

安曇あずみ野のの白鳥はくちょうシベリアへの「北きた帰き行ゆき」始はじまる長野ながの

Feb 27, 2018 06:02

Furigana

白鳥はくちょうの飛来ひらい地ちとして知しられる長野ながの県けん安曇あずみ野市のいちでは、冬ふゆを越こした白鳥はくちょうがシベリアへ向むかって飛び立とびたつ「北きた帰き行ゆき」が始はじまりました。安曇あずみ野市のいちを流ながれる犀川さいがわ周辺しゅうへんでは、秋あきに飛来ひらいしてきた白鳥はくちょうが冬ふゆを越こし、春はるを前まえにおよそ４よん０ぜろ０ぜろ０ぜろキロ離はなれたシベリアに帰かえる「北きた帰き行ゆき」が始はじまっています。安曇あずみ野市のいち豊ゆたか科かの犀川さいがわのほとりにあるダム湖みずうみでは、２に６ろく日にちも白鳥はくちょうたちが次々つぎつぎに飛び上とびあがり、隊列たいれつを作つくってシベリアに向むかっていました。

観察かんさつを続つづけている「アルプス白鳥はくちょうの会かい」によりますと、ことしは新潟にいがたなどで雪ゆきが多おおく餌えさが少すくなかったことから、安曇あずみ野市のいちに飛来ひらいした白鳥はくちょうはおよそ８はち４よん０ぜろ羽わと、昨さくシーズンに比くらべて１いち４よん０ぜろ羽わほど多おおかったということです。

アルプス白鳥はくちょうの会かいの会田あいだ仁ひとしさんは「ここを訪おとずれる白鳥はくちょうには、ケガのないようにシベリアに帰かえってもらって、また安曇あずみ野のに帰かえって来こいよという気持きもちで見守みまもっています」と話はなしていました。安曇あずみ野市のいちの白鳥はくちょうの北きた帰き行ゆきは４月しがつ上旬じょうじゅんまで続つづくということです。