パラリンピック女子じょし選手せんしゅ月経げっけい対策たいさくすすまず 日本にっぽんパラ委員いいんかい調査ちょうさ

Easy Japanese news
Feb 28, 2018 04:02
Furigana
おも生理せいりつうなどでコンディションが左右さゆうされる女性じょせいアスリートの月経げっけいについて、パラリンピックの選手せんしゅへの対策たいさくすすんでいないという調査ちょうさ結果けっか日本にっぽんパラリンピック委員いいんかいがまとめました。委員いいんかいは「よりよいコンディションで競技きょうぎのぞめるよう対策たいさくいそぎたい」としています。調査ちょうさ日本にっぽんパラリンピック委員いいんかいがおととしのリオデジャネイロパラリンピックに出場しゅつじょうした女子じょし選手せんしゅおこない、よんよんにん回答かいとうしました。

それによりますと、「生理せいりつう競技きょうぎ影響えいきょうているか」について、対象たいしょうとなった選手せんしゅなな%が「ている」とこたえ、「月経げっけいまえ症状しょうじょう競技きょうぎ支障ししょうているか」についても、ほとんどの選手せんしゅが「精神せいしん不安定ふあんてい腰痛ようつうなどが影響えいきょうしている」とこたえました。

一方いっぽう試合しあいかさならないよう月経げっけいをずらしたり、生理せいりつう治療ちりょうおこなったりするなど対策たいさくをしている選手せんしゅなな%でよんにんいちにん割合わりあいにとどまりました。

オリンピック選手せんしゅへのおな内容ないよう調査ちょうさでは半数はんすう以上いじょう選手せんしゅ婦人ふじんのサポートをけて対策たいさくおこなっていて、パラリンピックの選手せんしゅへの対策たいさくすすんでいない実態じったいがわかりました。

調査ちょうさおこなった東京とうきょう大学だいがく病院びょういん能瀬のせさやか医師いしは「対策たいさくがわからず、いたみがひどくて試合しあい棄権きけんしたことがある選手せんしゅもいる。よりよいコンディションで競技きょうぎのぞめるよう、選手せんしゅやコーチに対策たいさくつたえ、婦人ふじん受診じゅしんしやすい環境かんきょうととのえていきたい」とはなしています。

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