1回服用するだけで
高い
治療効果があるとされる
新しいインフルエンザの
治療薬「ゾフルーザ」について、
中医協=
中央社会保険医療協議会は、
公的医療保険を
適用することを
決め、
近く
販売が
始まる
見通しになりました。「
塩野義製薬」が
開発したインフルエンザの
治療薬「ゾフルーザ」は、
既存の
薬のように
数日間にわたって
毎日服用する
必要はなく、
12歳以上の
場合1回2錠を
服用すれば、ウイルスの
増殖を
抑える
高い
治療効果があるとされています。
中医協は7日の総会で、この薬の価格を1錠20ミリグラム当たりおよそ2400円とし、公的医療保険を適用することを決め、近く販売が始まる見通しになりました。
厚生労働省は、画期的な新薬や医療機器を世界に先駆けて実用化するため、審査期間を短縮する制度を3年前に導入しており、「ゾフルーザ」は、新薬としては初めてこの制度が適用された結果、製造・販売の承認に、通常では1年程度かかるところを、およそ4か月で承認されていました。
厚生労働省によりますと、「ゾフルーザ」は今後最も多い場合で、年間およそ331万人への処方が見込まれるということです。