日本など11の国は南アメリカのチリで、貿易のルールを決めたTPPにサインする式を行いました。
TPPは、アジアや南アメリカなど太平洋の周りにある国が関税をなくしたり低くしたりして貿易を盛んにするためのルールです。去年の2月、アメリカや日本など12の国がTPPにサインをしていました。しかし、そのあとアメリカのトランプ大統領がTPPに入らないと決めました。このため、アメリカ以外の11の国は新しいルールをつくるために話し合っていました。
式は日本の時間で9日午前3時ごろ始まって、11の国がサインしました。式に出席した日本の茂木大臣は「TPPは太平洋の周りの国の自由で公平なルールです。将来、もっと多くの国に入ってほしいです」と話しました。
日本の政府は、これから国会でTPPに関係する法律について話し合って、できるだけ早く認めてもらいたいと考えています。