中国南部の雲南省で移動を続けているアジアゾウの群れが8日夜、省都の昆明市から出たことが分かりました。
15頭のアジアゾウは今月2日に雲南省の省都・昆明市に入りましたが、雲南省当局によりますと、このうち14頭が8日夜、昆明市の南にある玉渓市に戻ったということです。もう1頭は群れから離れ、現在も昆明市南部を移動しています。
ミャンマーの国境近くの自然保護区から北に500キロ以上移動を続けたゾウの群れですが、 一部の地域では塀や門が破壊されるなどの被害が出ていて、地元当局の警戒は続いています。