世界銀行はアメリカや中国の回復が世界経済をけん引するとして、ことしの世界全体の経済成長率の見通しを5.6%に上方修正しました。
世界銀行は8日に発表した最新の経済見通しで、ことしの世界全体の成長率を前回1月の時点から1.5ポイント引き上げ、5.6%と予測しました。
国や地域別ではアメリカは6.8%、ユーロ圏は4.2%、中国は8.5%と予測する一方で、日本については「東京オリンピック・パラリンピックは海外の観客を入れずに開催するため、経済効果は限定的だ」として2.9%の成長にとどまるとしています。