建物をつくっていた人の中には、壁などに使っていたアスベストが原因で肺などの病気になって亡くなった人もいます。
この問題についての裁判で先月、病気になった人や亡くなった人の家族に国がお金を払うことになりました。そして、裁判をしていない人にもお金を払うことを決めた法律が今月9日にできました。
この法律では、1975年10月から2004年9月までに建物の中をつくる仕事をして、アスベストが原因の病気になった人や家族にお金を払います。1972年10月から1975年9月までに建物をつくる仕事をして、病気になった人などにも払います。国が払うお金は1人550万円から1300万円で、病気がどのくらいひどいかで決まります。
このお金をもらうことについて電話で国に相談できます。電話番号は0570-006031で、月曜日から金曜日の午前8時半から午後5時15分までです。