イギリスとEUは24日、イギリスのEU離脱の移行期間が終わった後も両者の間で、引き続き関税ゼロの貿易を続けることなどを含む自由貿易協定などに合意しました。EU加盟27か国のEU大使は28日、満場一致でこの合意を承認、29日に各国政府が正式に文書で確認することになります。
イギリス議会は30日に合意について採決しますが、最大野党・労働党も消極的ながら支持を表明しているため、承認される見通しです。
EU側ではEU議会の承認も必要ですが、これは来月にずれ込むことになっています。このため離脱の移行期間終了後の来月1日からは、暫定的に今回の合意内容を実施しつつ、EU議会が遡って承認することになります。