イラストには龍の絵の前でおびえるような顔の少年「タンタン」と犬のスノーウィが陶磁器に入っている様子が描かれています。
34センチ四方のこのイラストは、1936年に発行された「青い蓮」の表紙のために描かれましたが、費用がかかりすぎるとして実際には採用されませんでした。
パリの会社で14日、オークションにかけられ、個人収集家が手数料込みで約320万ユーロ、日本円で4億円余りで競り落としました。この額はコミックアートとしては過去最高額だということです。
ベルギーの漫画家「エルジェ」による「タンタンの冒険」シリーズは少年記者「タンタン」が世界中を駆け回る物語で、多くの言語に翻訳され、各国で人気を博しています。