警視庁に押収されたのは、「世界で一番密猟されている哺乳類」とも言われるセンザンコウの剥製です。ウロコや皮などを目当てとした乱獲で絶滅のおそれがあり、取引が規制されていますが、おととし10月、コミミセンザンコウの剥製1体を国の許可を得ずに売買したなどとして古物商の男性(47)とその妻(47)、1万8000円で譲り受けた男性の3人が書類送検されました。
夫婦はフリマアプリで出品したあと、違法性の指摘を受け、出品を取り下げましたが、購入者の男性から取引を持ちかけられ、応じたということです。
購入した男性は、「売買してはいけないのは知っていたが、センザンコウの可愛い顔を思い出すと欲しくなった」と話しているということです。