米国は、中国西部の新疆ウイグル自治区で生産された綿製品とトマトの輸入を禁止しました。自治区内で行われているとされる強制労働への懸念を受けた措置しました。米税関・国境警備隊(CBP)が13日に明らかにしました。
CBPは自治区全域を対象とした輸入禁止について「もとにした情報から、収容所の収容者や受刑者を労働力として活用し、強制労働を行っている実態が合理的に示唆される」と説明します。借金による束縛や、移動の制限、隔離、威嚇と脅迫、賃金の不払い、劣悪な居住環境や労働条件といった事例もすでに確認したということです。
国務省の推計によると、新疆ウイグル自治区では100万人を超えるウイグル族並びに少数派のイスラム教徒が大規模な収容施設に拘留されているとみられます。施設での虐待の報告は膨大な数に上ります。