各国が甚大な影響を受ける中、世界2位の経済大国である中国が貿易において他の主要国をしのぐ利益をあげていることが分かりました。現状では米国との通商戦争でも優位に立っているとみられます。
14日に発表された税関当局の統計によると、中国は昨年12月に780億ドル(約8兆円)の貿易黒字を計上しました。通年での黒字額は過去最高の5350億ドルとなり、前年を27%上回りました。輸出額はこれまでで最大を記録しました。
マッコーリー・キャピタルの中国担当チーフエコノミスト、ラリー・フー氏は調査報告書の中で「やや予想外なことだが、パンデミック(世界的流行)によって中国とそれ以外の国々との関係が深まった」と指摘しました。