アメリカでバイデン大統領が就任したことを受け、ヨーロッパや国際機関の首脳からもアメリカの国際協調路線への復帰を期待する声が相次ぎました。
フランスのマクロン大統領はツイッターで「パリ協定におかえり!」と投稿しました。
アメリカは去年11月、トランプ前大統領のもと地球温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」から離脱していました。
同じくアメリカの脱退手続きが進んでいるWHO(世界保健機関)のテドロス事務局長はバイデン大統領の就任に「より健康的で公正で安全で持続可能な世界へ!」と歓迎の意を示しました。
バイデン大統領はこれまでパリ協定、WHOともに復帰する意向を示しています。
アメリカとの関係が冷え込んでいたEU(ヨーロッパ連合)のシャルル・ミシェル大統領も「信念と良識を取り戻し、関係を活性化する時だ」と関係改善に期待を込めました。