精子提供を通じて550人の子どもの父親になったと主張するオランダ人男性が、自らを題材にした米動画配信大手ネットフリックス(Netflix)の人気ドキュメンタリー番組「1000人の子どもを持つ男(The Man With 1,000 Kids)」は「扇情的」だとして、同社を提訴していると明らかにした。
オランダ人のヨナサン・メイヤー(Jonathan Meijer)さん(43)は3日深夜に出演したトークショーで、同番組は自身と提供先の家族を中傷するものだと述べ、法的措置を取っていると語った。
「1000人の子どもを持つ男」は、メイヤーさんが生物学上の父親である可能性がある子どもは最大3000人いるとしている。
しかし、メイヤーさんはこれを否定。「550人。それが確実に分かっている数だ。それ以上は臆測にすぎない」と述べた。
さらに「だからこそ、そうしたうそと闘うために訴訟を起こした」と述べ、自身を関わらせずに放送された同番組を「扇情的だ」と批判した。
メイヤーさんは2007年に精子ドナーとしての活動を開始して以降、550~600人の子どもの誕生を支援した。