日本新聞: 逃亡続けたフィリピン人牧師を逮捕、性的虐待や人身売買容疑でＦＢＩなどが指名手配

逃亡続とうぼうつづけたフィリピン人牧師じんぼくしを逮捕たいほ、性的虐待せいてきぎゃくたいや人身売買容疑じんしんばいばいようぎでＦＢＩなどが指名手配しめいてはい

Sep 9, 2024 21:09

Furigana

性的虐待せいてきぎゃくたいや人身売買じんしんばいばいにかかわった容疑ようぎで米連邦捜査局べいれんぽうそうさきょく（ＦＢＩ）やフィリピンの捜査当局そうさとうきょくに指名手配しめいてはいされ、３年前ねんまえから逃亡とうぼうを続つづけていたフィリピン人牧師じんぼくしのアポロ・キボロイ容疑者ようぎしゃ（７４）が逮捕たいほされた。フィリピン内相ないしょうがフェイスブックへの投稿とうこうで確認かくにんした。

キボロイ容疑者ようぎしゃは新興宗教しんこうしゅうきょう「イエス・キリストの王国おうこく（ＫＯＪＣ）」教会きょうかいの創設者そうせつしゃ。国営こくえいメディアによると、フィリピン南部なんぶの都市としダバオで、側近そっきん４人にんとともに国家警察こっかけいさつに逮捕たいほされた。

ダバオ警察けいさつはキボロイ容疑者ようぎしゃと共謀者きょうぼうしゃとされる５人にんを逮捕たいほしようと、２週間以上しゅうかんいじょうにわたってにらみ合あいを続つづけていた。

容疑者ようぎしゃらが潜伏せんぷくしている教会きょうかいの施設しせつは約やく２０００人にんの警官けいかんが包囲ほうい。ダバオ警察けいさつによると、信者しんじゃらは警官けいかんに向むかって石いしを投とうげたり、タイヤを燃もやして道路どうろをふさいだりして妨害行為ぼうがいこういを続つづけた。

最終的さいしゅうてきに、教会きょうかいの施設しせつから２４時間以内じかんいないに退出たいしゅつするよう命めいじる最後通告さいごつうこくが出だされ、キボロイ容疑者ようぎしゃらは４時間後じかんごに投降とうこうした。

容疑者ようぎしゃらはその後ご、軍ぐんの航空機こうくうきでダバオから首都しゅとマニラに近ちかいケソン市しの警察本部けいさつほんぶへ移送いそうされている。

キボロイ容疑者ようぎしゃは米国べいこくでも、性的人身売買組織せいてきじんしんばいばいそしきを運営うんえいし、「永遠えいえんの天罰てんばつ」と脅おびやかして若わかい女性じょせいにキボロイ容疑者ようぎしゃとの性行為せいこういを強要きょうようしたとして、２０２１年ねんに起訴きそされていた。