軍主導の
暫定政権が
続くタイで、
国王の
姉にあたる
王女を
来月の
総選挙で、
首相候補に
擁立したタクシン
元首相派の
政党は、
国王が
8日夜、「
非常に
不適切だ」
などと、
王女を
批判する
声明を
発表したことを
受けて、
王女の
擁立を
事実上、
取りやめる
方針を
示しました。
来月24
日に
行われるタイの
総選挙をめぐっては、クーデターで
政権を
追われたタクシン
元首相派の
政党が
国王の
姉にあたるウボンラット
王女を
首相候補に
擁立し、プラユット
暫定首相の
続投が
濃厚とみられていた
選挙の
構図を
一変させたともみられていました。
しかし、ワチラロンコン国王は、8日夜、王女が首相候補になることを受け入れたことを「非常に不適切だ」などと批判する声明を発表し、これを受けてタクシン元首相派の政党は、「国王の命を受け入れる」という声明を出し、王女の擁立を事実上取りやめる方針を示しました。