東京湾のレインボーブリッジという橋で、23日、車が通らないようにして自転車のレースがありました。5000人ぐらいが参加しました。
このレースに、生まれた時から目が見えなくて耳が聞こえない高校生の齊藤健豊さんも「タンデム自転車」で挑戦しました。タンデム自転車は、乗るところが前と後ろに2つあって、2人で一緒にこぐことができます。今年の7月から東京の公道でも走ることができるようになりました。
前に乗った人が特別な機械を使って、後ろに乗った齊藤さんに振動を伝えます。この振動で、齊藤さんはどちらに曲がるかなどがわかります。このようにして初めてのレースを楽しみました。
齊藤さんのお母さんは「今まで無理だと思っていたことができました。障害でなかなか目標を持つことが難しいですが、新しい経験ができました」と話しました。