インド北部ウッタラカンド州で2週間前に建設中のトンネルが崩落し、作業員41人が閉じ込められた事故で、救出隊は26日、救出のために山頂から垂直にドリルで穴を開ける作業に着手した。政府当局者らが明らかにした。
当局によると、作業員は電気や酸素、食料、水、医薬品にアクセスできており、安全な状態。ただ、ドリル用の機械が損害を受けて手作業でのドリルに切り替えたため、救出には期待したよりはるかに長い期間がかかりそうだという。垂直のドリル完了には約100時間を要する見通し。
作業員らが閉じ込められたトンネルは約2キロの長さ。作業員らはパイプを通じて調理済み食品や電子ゲーム、映画の入ったメモリーカードなどを受け取っているほか、軽いヨガやウォーキング、会話を続けることなどを奨励されている。
当初はパイプの幅を広げて作業員を引き出す方法が計画されていた。