国連こくれん機関きかんのガザ事務所じむしょ長ちょう “より長期ちょうきの戦闘せんとう休止きゅうしが必要ひつよう”

UNRWA＝国連こくれんパレスチナ難民なんみん救済きゅうさい事業じぎょう機関きかんは、食料しょくりょうを配給はいきゅうしたり学校がっこうを運営うんえいしたりして、ガザ地区ちくの住民じゅうみんの7割わりを占しめるパレスチナ難民なんみんの生活せいかつを支ささえています。

一連いちれんの衝突しょうとつ後ごは100人にん以上いじょうの職員しょくいんやスタッフが戦闘せんとうで死亡しぼうするなかでも、学校がっこうなどを利用りようして避難ひなん所しょを運営うんえいし、ガザ地区ちく全体ぜんたいで100万まん人にん以上いじょうが身みを寄よせています。

こうした中なか、ガザ事務所じむしょのトーマス・ホワイト所長しょちょうが、ガザ地区ちく南部なんぶのハンユニスにある避難ひなん所しょの一ひとつでNHKのインタビューに応おうじました。

北部ほくぶの避難ひなん所しょにはいまだに10万まん人にん近ちかくがとどまっていて、これについてホワイト所長しょちょうは「戦闘せんとうの休止きゅうし期間きかん中ちゅうに、ガザ地区ちく北部ほくぶで困難こんなんな状況じょうきょうにある住民じゅうみんにも人道じんどう支援しえん物資ぶっしを届とどけることができた」と述のべました。

ただ「避難ひなん者しゃに必要ひつような食料しょくりょうや衛生えいせい用品ようひん、ブランケットなどの生活せいかつ物資ぶっしは足たりていないのが現実げんじつだ」と述のべ、「ラファ検問けんもん所しょを通つうじた人道じんどう支援しえん物資ぶっしの搬入はんにゅうを続つづけるために圧力あつりょくをかけ続つづけることと、より長期ちょうき間かんの戦闘せんとう休止きゅうしに向むけた働はたらきかけを国際こくさい社会しゃかいには求もとめたい」と訴うったえました。

さらにホワイト所長しょちょうは、イスラエル政府せいふが戦闘せんとう休止きゅうし期間きかんのあとに、ガザ地区ちく南部なんぶにも地上ちじょう侵攻しんこうを拡大かくだいする姿勢しせいを示しめしていることについて、「大だい規模きぼな戦闘せんとうが再開さいかいし、それが北部ほくぶだけでなく南部なんぶでも起おきることを強つよく懸念けねんしている。北部ほくぶでの死しと破壊はかいは驚愕きょうがくするレベルでこの戦争せんそうは終おわらせなければならない」と述のべ、甚大じんだいな人道じんどう危機ききを引き起ひきおこすことにるつながると懸念けねんを示しめしました。