この住宅じゅうたくで生活せいかつをはじめたのは数すう十じゅう年ねん前まえで、そのときは親おやや祖母そぼなど家族かぞくとともに暮くらしていたということです。

当時とうじの印象いんしょうについて近所きんじょに住すむ60代だいの女性じょせいは「小ちいさい頃ころは普通ふつうの子こでした。スポーツマンのような感かんじでした」と話はなしました。

しかし、次第しだいに姿すがたを見みかけることが少すくなくなったという人ひともいます。

娘むすめが容疑ようぎ者しゃと同おなじ小学校しょうがっこうに通かよっていたという、近ちかくに住すむ60代だいの女性じょせいは、「小学生しょうがくせいのころは近所きんじょで見みかけていたがそれ以降いこう、見みかけることがなくなった。最近さいきんは、ほとんど見みかけていない」と話はなしていました。

その後そのご、ほかの家族かぞくが家いえを出でるなどして容疑ようぎ者しゃは1人にんで暮くらすようになったとみられています。

ごみ出だしなどで顔かおを合あわせることはあったということですが、近所きんじょの人ひとと目立めだった交流こうりゅうはなかったということです。

容疑ようぎ者しゃの自宅じたく近ちかくに住すむ80代だいの女性じょせいは「以前いぜん、自治じち会かいの用事ようじで自宅じたくのインターホンを押おした時ときは反応はんのうがありませんでした。ごみ出だしの時ときなどに見みかけてあいさつしたことがありますが、特とくに変かわった様子ようすはありませんでした。ただ、日にち中ちゅうでも家いえにいて、仕事しごとをしている様子ようすはなかったので、どうしたのだろうと思おもっていました」と話はなしていました。

また、容疑ようぎ者しゃについては「近ちかくに住すんでいても顔かおを見みたことがなく、全まったく知しらなかった」と話はなしていました。

長女ちょうじょの恵めぐみさんはほがらかな人じんで、先週せんしゅうも泉いずみさんと恵めぐみさんがスーパーで仲なかよく買い物かいものをしているところを見みかけたということです。

車くるまが傷きずつけられた事件じけんについては、妻つまの泉いずみさんと先月せんげつ末まつに話はなした際さい、「最近さいきんどうですか」と尋たずねると「最近さいきんは大丈夫だいじょうぶです。でも怖こわいです」と話はなしていたということです。

ビショップさんの車くるまは過去かこに2、3回かい、傷きずをつけられたということで、女性じょせいは「ひどいときは車くるまのまわりにえぐられたような深ふかい傷きずがついていました。奥おくさんは直なおすのに100万まん円えんくらいかかってショックだと言いっていました。そのあと、駐車ちゅうしゃ場じょうにつけた門もんにも傷きずをつけられたと聞ききました。『なぜ、傷きずをつけられたのか心当こころあたりはない』と言いっていました」と話はなしていました。

自治じち会かいでは住民じゅうみんに注意ちゅういを呼よびかけるとともに、警察けいさつの捜査そうさに協力きょうりょくしたり防犯ぼうはんカメラの設置せっちについて検討けんとうしたりしたということです。

男性だんせいは「去年きょねんの事件じけんの際さい、警察けいさつに報告ほうこくすると、警察けいさつも警備けいびを強化きょうかするとの話はなしでした。また町内ちょうないでも気きをつけるように、不審ふしんな人物じんぶつがいれば報告ほうこくするようにとのことでしたが車くるまの事件じけんは1件けんのみで、その後そのごはなかったようです。当時とうじも恨うらみによる事件じけんかと想像そうぞうしていたが、それが今回こんかいの事件じけんにつながったのかもしれないと思おもう。自治じち会かいで防犯ぼうはんカメラを設置せっちするか検討けんとうしたのですが、管理かんりや財源ざいげんの問題もんだいで難むずかしくなかなか進すすまなかったのが実情じつじょうでした」と話はなしていました。