ニューヨーク株式市場が年内の取引を終えました。金利の引き上げによってこれまでの株高が反転し、年間ベースでリーマンショック以来、14年ぶりの下落率を記録しました。
ニューヨーク株式市場で年内最後の取引となった30日、ダウ平均株価の終値は3万3147ドル25セントとなりました。今年1年では3191ドル下げ、およそ9%下げました。
年間の下落率としては、リーマンショックがあった2008年以来、14年ぶりの大きさです。
アップルやマイクロソフトなど、将来の利益が見込まれ金融緩和で株価を上げてきたIT銘柄などが3月以降の金利引き上げによって下落に転じたことも影響しました。
アメリカのインフレはまだピークを迎えたとはみられておらず、2023年は高金利の下でゆるやかに景気が後退するという予測が多くなっています。