これについてウクライナ軍ぐんの当局とうきょく者しゃは地元じもとメディアに「情報じょうほう操作そうさだ」と否定ひていしたほか、アメリカのシンクタンク「戦争せんそう研究所けんきゅうじょ」は8日にち、現地げんちで取材しゅざいするフィンランドの公共こうきょう放送ほうそうの記者きしゃが誰だれもいない学校がっこうにミサイルが着弾ちゃくだんしたとSNSで伝つたえたことに触ふれながら「ロシア軍ぐんの主張しゅちょうは虚偽きょぎだ」という見方みかたを示しめしました。

また、ロシアの軍事ぐんじジャーナリストの間までも「建物たてものが破壊はかいされていない中なかでどうすれば600人にんのウクライナ兵へいを一いち度どに殺害さつがいしたと判断はんだんできるのか」と国防こくぼう省しょうの主張しゅちょうに疑問ぎもんを呈ていするSNSの投稿とうこうが相次あいついでいます。

「戦争せんそう研究所けんきゅうじょ」はロシア国防省こくぼうしょうが、今月こんげつ1日にちにドネツク州しゅうマキイウカで多数たすうのロシア兵へいが死亡しぼうした攻撃こうげきの報復ほうふくだと主張しゅちょうすることで当時とうじの責任せきにんを回避かいひするねらいがあるものの、ロシア側がわから「国防省こくぼうしょうはしばしば情報じょうほうをねつ造ねつぞうしている」などと逆ぎゃくに不満ふまんが生しょうじていると指摘してきしています。

ウクライナのマリャル国防こくぼう次官じかんは8日にち「ドネツク州しゅうでウクライナ軍ぐんは一いち歩ほずつ前進ぜんしんしているが、状況じょうきょうは複雑ふくざつだ。ロシアの民間みんかん軍事ぐんじ会社かいしゃの戦闘せんとう員いんからの攻撃こうげきにもさらされている」とSNSに投稿とうこうし、激はげしい攻防こうぼうが続つづいているという認識にんしきを示しめしました。

また、ウクライナ軍ぐんの参謀さんぼう本部ほんぶは9日にち、バフムトのほか南部なんぶヘルソン州しゅうでもロシア軍ぐんの砲撃ほうげきがやまないとした上うえで「全土ぜんどの重要じゅうようインフラへの空爆くうばくやミサイル攻撃こうげきの脅威きょういがある」と発表はっぴょうし、去年きょねん10月つきから続つづく電力でんりょくインフラを標的ひょうてきにした攻撃こうげきへの警戒けいかいを強つよめています。