一般公開が始まったのは、那須町の「那須どうぶつ王国」で、ことし4月に生まれた「スナネコ」のメスの赤ちゃんです。
午前10時に展示スペースのカーテンが開けられると、かごの中からゆっくりと出てきて、かわいらしい姿を見せました。
「スナネコ」はアフリカの砂漠地帯などに生息する世界最小クラスのネコで、国内の動物園では初めて誕生しました。
生まれた直後は衰弱していましたが、人工保育で世話を続け、今は生まれた時のおよそ9倍の530グラムに育ちました。
13日は多くの人が訪れ、動物園では密集した状態にならないよう列を作って順番に見学してもらっていました。
宇都宮市から夫婦で訪れた男性は「赤ちゃんはよちよち歩きで、目がくりっとしてかわいかったです。雨の中、来たかいがありました」と話していました。
動物園の飼育員の荒川友紀さんは「お客様が笑顔で赤ちゃんを見てくれて、飼育を頑張ってきてよかったと思いました。今しか見られない姿を見に来てほしいです」と話していました。
動物園では、スナネコの赤ちゃんの名前を園内とホームページで募集しています。