東京の新宿区では、お酒や会話を楽しむ夜の店で働く人や客に新しいコロナウイルスがうつることが多くなっています。このため、新宿区では、災害のときなどに使う「防災行政無線」で、中学生がウイルスに気をつけるように伝えることになりました。
11日、中学校3年生の上之園華蓮さんが、伝えることを区役所で録音しました。上之園さんは学校で放送委員をしています。
上之園さんは、大切な用事がないときは出かけないようにすることや、よく手を洗ってマスクをすることなど、気をつけることを読みました。上之園さんは「皆さんに伝えることができるように、気持ちを入れてゆっくり読みました」と話していました。
録音した上之園さんの声は、15日から毎日午後0時に新宿区の100ぐらいの場所で流れています。新宿駅の近くで聞いた女性は「子どもが伝えているので、しっかり聞こうと思いました」と話していました。