南米アルゼンチンが、前例のない晩夏の熱波に苦しんでいます。過去最高水準に跳ね上がった気温の影響で農作物はしおれ、山火事の被害も拡大します。ただでさえ経済危機に直面する同国に、一段の圧力が加わる事態となっています。
理論上、アルゼンチンの夏は12月から2月までですが、今季はこれまでの最高気温を大きく上回りました。地球上各地の極端な気温を追跡する気候学者、マクシミリアーノ・エラーラ氏が明らかにしました。
3月以降も、これまでのところ一息付ける状況にはなっていません。
気象当局によると、3月の最初の10日間、アルゼンチン東部と中部の気温は通常より8~10度高かったです。