投資家や顧客からの信頼の危機に直面している米ファースト・リパブリック銀行が、大手銀行団から計300億ドル(約4兆円)の支援を受けることになりりました。
米財務省は16日の声明で大手行による支援を歓迎し、「銀行システムの強じんさを示すものだ」と述べました。
支援を行った大手行にはJPモルガン・チェースやバンク・オブ・アメリカ、ウェルズ・ファーゴ、シティグループ、トゥルーイストが含まれます。
ファースト・リパブリック銀行はカリフォルニア州サンフランシスコに拠点を置く銀行。300億ドルの注入により、預金引き出しへの対応に必要な現金を提供するとともに、米国の銀行システムに対する信頼感を強化することにもつながりそうです。
ファースト・リパブリック銀行の問題は、シリコンバレーバンク(SVB)やシグネチャーバンクの経営破たん以降に続く銀行システムへの懸念を浮き彫りにしています。