「家族に投票したくてもできない状態の者がいます。エレベーターの無い集合住宅に住む要介護4の自宅療養者です。介護タクシーを頼むか知り合いに助けてもらわないと投票所へ行けないのです」
「ほとんど聞こえない中途失聴・難聴者です。選挙でこちらはアレに、あれはこっちにと指定されていると言葉は聞き取れず、間違うこともあります。訂正、案内してくださる人もありますが、後ろに人がいたり衆人の目があると、自分が恥をかかされたように感じて、憂うつになったりもします」
今回の調査結果からも、投票所などでの支援が十分とは言えない現状が浮き彫りになっていて、統一地方選挙でも誰もが投票しやすい環境をどう整備するかは課題になっています。
みんなの選挙
「障害者対応のマニュアル作成」は18%
「説明会や研修の実施」は30%
「入場整理券に点字や音声コード」は12%
「コミュニケーションボードを用意」は23%
みんなの選挙 コミュニケーションボード
どういう境遇、障害があろうと
当事者の声を聞いて
見えない
聞こえない
歩けない
書けない
選挙の話が難しすぎる
そもそも投票所に行けない…
そんな声を受けてNHKが行ったアンケート調査で、誰もが投票しやすい環境が十分に整備されているとは言えない現状が浮き彫りになりました。
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