世界の幸福度ランキング2023年版が20日、「国際幸福デー」に合わせて発表された。
ランキングは150カ国あまりで実施された調査をもとに、国連の「持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)」がまとめています。今回は20~22年の3年間について、平均的な幸福度を評価した。
6年連続で世界一幸福な国となったのは、北欧のフィンランドだった。近隣のデンマーク、アイスランド、スウェーデン、ノルウェーも上位を維持している。
イスラエルは前年の9位から4位に上昇。ほかにオランダ(5位)、スイス(8位)、ルクセンブルク(9位)、ニュージーランド(10位)の各国がトップ10入りした。
一方、幸福度が最も低いとされたアフガニスタンは137位、レバノンは136位。こうした国の幸福度評価は上位10カ国に比べると、0~10の11段階評価で5ポイント以上低い。
ウクライナについては、幸福度は間違いなく影響を受けているものの、人生に対する評価は22年9月の時点で、クリミア半島が併合された14年よりも高い水準を保った。
政府に対する信頼度はロシアとウクライナでいずれも上昇し、幸福度ランキングはロシアが70位、ウクライナは92位だった。