中国ちゅうごくの習近平ちから国家こっか主席しゅせきは今月こんげつ20日にちから3日間にちかん、ロシアを訪問ほうもんし、プーチン大統領だいとうりょうとの会談かいだんなど一連いちれんの日程にっていを終おえ、22日にち、首都しゅとモスクワの空港くうこうを出発しゅっぱつしました。

ロシア大統領だいとうりょう府ふによりますと習主席しゅせきとプーチン大統領だいとうりょうは、今回こんかい、合あわせて10時間じかん以上いじょうにわたり協議きょうぎを行おこなったということで、会談かいだんの成果せいかを強調きょうちょうし、緊密きんみつな関係かんけいを誇示こじしました。

一方いっぽう、ウクライナ情勢じょうせいについては具体ぐたい的てきな解決かいけつ策さくは示しめされず、プーチン大統領だいとうりょうは中国ちゅうごくが示しめしてきた対話たいわと停戦ていせんを呼よびかける立場たちばを支持しじする姿勢しせいを示しめしながらも、「むしろ西側にしがわは、徹底てっていしてロシアと戦たたかうことを決きめたようだ」と批判ひはんしました。

また、習主席しゅせきもロシアとのさらなる連携れんけい強化きょうかに意欲いよくを示しめし、両国りょうこくはともに対立たいりつを深ふかめるアメリカを強つよくけん制けんせいしました。

アメリカなどが懸念けねんする中国ちゅうごくからロシアへの軍事ぐんじ支援しえんについて、具体ぐたい的てきな言及げんきゅうはありませんでした。

一方いっぽう、ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうは22日にち、ツイッターで、ロシアがミサイルや無人むじん機きによる攻撃こうげきを続つづけているとしたうえで、「『和平わへい』ということばがモスクワで聞きこえてくるが、そのたびに新あらたな攻撃こうげきの命令めいれいがくだされている」と非難ひなんしました。

今後こんご、習主席しゅせきとゼレンスキー大統領だいとうりょうがオンラインで会談かいだんする可能かのう性せいも伝つたえられていますが、ゼレンスキー大統領だいとうりょうは21日にち「シグナルは受け取うけとっているが、何なにも確定かくていはしていない。具体ぐたい的てきな情報じょうほうはない」と述のべていて、会談かいだんが行おこなわれるのか関心かんしんが集あつまっています。