中村選手は石川県津幡町出身の22歳。
新潟県の海洋高校から日体大に進み、身長1メートル93センチ、体重175キロの恵まれた体格を生かした突き押し相撲が持ち味です。
去年は大学4年生でアマチュア相撲の日本一、「アマチュア横綱」を決める全日本選手権で25年ぶりとなる2年連続での優勝を果たし、卒業後の進路が注目されていました。
そして、23日に大相撲の二所ノ関部屋に入門することが発表されました。
師匠は現役時代2回の優勝を果たした元横綱 稀勢の里の二所ノ関親方です。
中村選手はアマチュアでの実績から幕下10枚目格付け出しの資格を持っていて、来月中旬の新弟子検査を受けて夏場所で初土俵を踏む見込みです。
中村選手は「いよいよという気持ちだ。希望していた部屋で、入れてうれしい。早く部屋の生活に慣れて、関取に上がれるようしっかり稽古していきたい」とコメントしました。
二所ノ関親方は「何と言っても体に恵まれているのが魅力的だ。私も足が長くて背が高い力士だったので、自分がやってきたことを伝えていければ将来が楽しみだ。スピード出世とかは気にせず、じっくり鍛えてやるべきことをやり続けてほしい」と期待を込めました。