EU 合成燃料条件にエンジン車の販売継続認める日本への影響は - Easy News

エンジン車しゃの新車しんしゃ販売はんばいの禁止きんしを目指めざしていたEU＝ヨーロッパ連合れんごうは、二に酸化さんか炭素たんその排出はいしゅつが実質じっしつゼロとされる合成ごうせい燃料ねんりょうの使用しようを条件じょうけんに販売はんばいの継続けいぞくを認みとめることで、域内いきない最大さいだいの自動車じどうしゃ生産せいさん国こくのドイツと合意ごういしました。

これについて日本にっぽんの各社かくしゃは、今回こんかいの合意ごういの内容ないようを注視ちゅうしすることにしています。

EUは、脱だつ炭素たんそ社会しゃかいの実現じつげんに向むけて2035年ねんまでにハイブリッド車しゃを含ふくむエンジン車しゃの新車しんしゃ販売はんばいを事実じじつ上じょう、禁止きんしすることを目指めざしていましたが、ドイツとの間まで25日にち、合成ごうせい燃料ねんりょうの使用しようを条件じょうけんにエンジン車しゃの販売はんばいの継続けいぞくを認みとめることで合意ごういしたことを明あきらかにしました。

電動でんどう化かをめぐっては、日本にっぽんの自動車じどうしゃメーカーはEVの投入とうにゅうを進すすめる一方いっぽうで、地域ちいきの特性とくせいにあわせてハイブリッド車しゃなどにも力ちからを入いれる戦略せんりゃくをとっていて、日本にっぽん自動車じどうしゃ工業こうぎょう会かいの三さん部ぶ敏宏としひろ副ふく会長かいちょうは今月こんげつ23日にちの会見かいけんで「多様たよう化かした世の中よのなかには多様たような選択せんたく肢しが必要ひつようだ」と述のべていました。

日本にっぽんの各社かくしゃはEVの投入とうにゅうを加速かそくさせる方針ほうしんを示しめしていましたが、EVの普及ふきゅうをいち早いちはやく打ち出うちだしたEUが方針ほうしん転換てんかんした形かたちとなる中なか、今後こんご、販売はんばい戦略せんりゃくにどのような影響えいきょうを及およぼすか注視ちゅうしすることにしています。

一方いっぽう、経済けいざい産業さんぎょう省しょうはハイブリッド車しゃを含ふくめて、2035年ねんまでに新車しんしゃ販売はんばいで電動でんどう車しゃの比率ひりつを100％にするという目標もくひょうを掲かかげていて、今回こんかいの合意ごういは「日本にっぽんと方向ほうこう性せいが近ちかい」という見方みかたも出でています。

ただ、合成ごうせい燃料ねんりょうは、既存きそんのエンジン車しゃなどで利用りようできるもののコストが高たかいのが課題かだいで、商用しょうよう化かへの支援しえんを加速かそくさせる方針ほうしんです。