マダニという大きなダニから人にうつるSFTSはウイルスでうつる病気で、熱が出たり下痢になったりします。日本では2013年から2020年までに75人が亡くなりました。
国立感染症研究所などのグループが調べると、2020年10月までの3年7か月に、279匹の猫と12匹の犬がSFTSになっていました。病気になった猫の70%ぐらいが死にました。猫から10人に病気がうつって1人が亡くなりました。病気になった猫の半分ぐらいは、外でほかの猫と会うことが多い2月から5月に病気になりました。
国立感染症研究所の人は「猫は、外で病気がうつって元気がなくなって家に帰ってくることがあります。猫は家の中で飼って、ダニが体につかないようにする薬を使ってください」と話しています。