ナチス・ドイツによるホロコースト(ユダヤ人大虐殺)を象徴するアウシュビッツ強制収容所跡で、反ユダヤの落書きが見つかりました。跡地に開設されている博物館が5日、「追悼施設に対する攻撃」と非難する声明を出しました。
博物館のツイートによると、落書きはスプレー塗料を使い、敷地内にある木造宿舎9棟に英語とドイツ語で吹き付けられていました。5日に発見して警察に通報したそうです。監視カメラがとらえた映像などの分析が進められています。
アウシュビッツ収容所はナチスがドイツ占領下のポーランドに設置しました。ガス室などでユダヤ人110万人あまりが犠牲になりました。
反ユダヤ主義的な攻撃は近年、欧州各地で増加傾向にあります。