中東からヨーロッパを目指す移民らの通過ルートにあたるギリシャでは近年、不法移民対策を強化していて、トルコとの国境地帯に設置した壁を延長したり、最新技術を用いた監視ネットワークを導入したりしています。
10日、国境を訪れたギリシャの市民保護相は、今後、アフガニスタンからの不法移民の急増が懸念されるとして、数か月の間に警備隊を250人増員すると明らかにしました。
不法移民を警戒する動きは中東などと国境を接するヨーロッパの国々で強まっていて、ギリシャはポーランドなどとともに先週、ヨーロッパ委員会に対策を強化するよう求めています。