州都メケレで事態を目撃した女性はCNNに対し、爆発音が聞こえアディハキ市場の付近で立ち上る煙を目にしたと証言。爆発を受けて職場を出た際、走り回る人々で現場はパニック状態に陥っていたと述べました。
その一方、国営通信社のEPAは18日、メケレにあるTPLFの通信網および施設に対して同国空軍が「攻勢をかけ成功した」と報道。空爆は「民間人の犠牲を防ぐべく、最大限の精密さをもって実施された」と伝えました。
エチオピア軍は20年11月以降、エリトリア軍兵士および地元の民兵の支援を受けて、TPLFを権力の座から排除するため大規模な攻勢に乗り出し、同州の大半を支配下に置きました。メケレで空爆が実施されたのは、この時以来となります。
TPLFはその後今年7月にメケレを奪還。その後政府は一方的な停戦を宣言しましたが、TPLF側は拒否。エチオピア軍やその友軍が同地域から出るまで休むことはないと述べました。