アメリカ・ニューヨークの地下鉄などで生物兵器を用いたテロを想定した実証実験が行われました。実施理由の1つに、日本の地下鉄サリン事件が挙げられています。
この実験は、アメリカの国土安全保障省や研究機関が18日、ニューヨーク市内など120か所で実施したものです。利用客の多いタイムズスクエア近くの地下鉄のホームなどで無害なガスを放出し、乗客についた粒子を市内に設置した機械で感知。拡散のスピードや範囲を分析し、生物兵器などを用いたテロへの対応強化に繋げる方針です。
担当者は実験の理由に地下鉄サリン事件を挙げ、「都市部の安全を生物テロから守るために研究を続けたい」としています。