研究班では、
新型コロナによるこうした
影響を
調べるため、
過去の
データから
統計的に
推定される
死者数を
実際の
死者数がどれだけ
上回ったかを
示す「
超過死亡」と
呼ばれる
手法で、ことし1
月から7
月までのすべての
死因を
含む死者数を
分析しました。
その結果、この期間の全国の「超過死亡数」は、6352人から3万4483人となり、過去4年間の同じ時期の水準を上回っていました。
この期間に新型コロナによる死者として報告されたのは、全国で1万1525人でした。
また、流行の第5波となっていたことし7月だけをみても、北海道や福島県、それに神奈川県など、14の道と県で過去4年間の7月の水準を上回っていたということです。
分析した国立感染症研究所の鈴木基感染症疫学センター長は「新型コロナの流行が原因の1つとみられ、特に超過死亡数が多い地域では医療のひっ迫が影響した可能性がある」としています。