衆院選へ各党党首「少子高齢化」「社会保障制度」などで論戦 - Easy News

衆議院しゅうぎいん選挙せんきょは、投開票とうかいひょうまで残のこり1週間しゅうかんとなりました。各党かくとうの党首とうしゅはNHKの番組ばんぐみ「衆院しゅういん選せん特集とくしゅう」に出演しゅつえんし、少子しょうし高齢こうれい化かへの対策たいさくや、持続じぞく可能かのうな社会しゃかい保障ほしょう制度せいどの在り方ありかたなどをめぐって論戦ろんせんを交かわしました。

自民じみん岸田きしだ首相しゅしょう

自民党じみんとうの岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは、「日本にっぽんの社会しゃかい保障ほしょう制度せいどは従来じゅうらい、年齢ねんれいで区切くぎって、支ささえ手しゅと支ささえられ手てを確定かくていしていたが、これからの時代じだいは、能力のうりょくに応おうじて支ささえ手しゅに回まわってもらい、全ぜん世代せだいで社会しゃかい保障ほしょうを支ささえるという基本きほん的てきな考え方かんがえかたを進すすめていかなければならない。国民こくみんの働はたらき方かたは本当ほんとうに多様たよう化かしているので、この働はたらき方かたに中立ちゅうりつ的てきな社会しゃかい保障ほしょうというものも考かんがえていかなければならず、『勤労きんろう者しゃ皆みな保険ほけん制度せいど』のようなものを厚生こうせい年金ねんきんを拡大かくだいする形かたちで実現じつげんできないか」と述のべました。

立たつ民みん枝野えだの代表だいひょう

立憲りっけん民主みんしゅ党とうの枝野えだの代表だいひょうは、「これまでは現金げんきん給付きゅうふに力ちからを入いれてきたが、もうそういう時代じだいはこえた。いざという時ときの医療いりょうや介護かいご、住すむ場所ばしょも含ふくめ、実際じっさいに高齢こうれい者しゃが暮くらせるようにする。若わかい人ひとにも保育ほいく所しょや公おおやけ教育きょういくという現物げんぶつを無償むしょうか負担ふたん能力のうりょくに応おうじて提供ていきょうできる社会しゃかいにすることが、少子しょうし高齢こうれい社会しゃかいを乗り切のりきる現実げんじつ的てきな社会しゃかい保障ほしょうだ」と述のべました。

公明こうめい山口やまぐち代表だいひょう

公明党こうめいとうの山口やまぐち代表だいひょうは、「将来しょうらいの社会しゃかい保障ほしょうの担い手にないてになる子こどもたちを社会しゃかい全体ぜんたいで支ささえていくため、一時いちじ的てきな施策しさくと恒久こうきゅう的てきな施策しさくを明示めいじしていくことが大事だいじだ。高齢こうれい者しゃの雇用こようの場ばを作つくっていくことも必要ひつようだし、人生じんせい100年ねん時代じだいにふさわしい年金ねんきんの在り方ありかたも議論ぎろんを深ふかめていく必要ひつようがある」と述のべました。

共産きょうさん志位しい委員いいん長ちょう

共産きょうさん党とうの志位しい委員いいん長ちょうは、「あらゆる面めんで社会しゃかい保障ほしょうをよくしていかなければならないが、問題もんだいは財源ざいげんだ。富裕ふゆう層そうの優遇ゆうぐう税制ぜいせいにメスを入いれ法人ほうじん税ぜいも大だい企業きぎょうについては28％までに戻もどし、消費しょうひ税ぜいは5％に減税げんぜいする」と述のべました。

維新いしん松井まつい代表だいひょう

日本にっぽん維新いしんの会かいの松井まつい代表だいひょうは、「昭和しょうわの制度せいどのままで成り立なりたつわけがない。困こまってからの給付きゅうふ支援しえんではなく『給付きゅうふ付つき税額ぜいがく控除こうじょ』を入り口いりくちに『日本にっぽん版ばんベーシックインカム』で先さきに保障ほしょうしながらと考かんがえている」と述のべました。

国民こくみん玉木たまき代表だいひょう

国民こくみん民主みんしゅ党とうの玉木たまき代表だいひょうは、「貯金ちょきんゼロでも不安ふあんゼロの社会しゃかいが大事だいじで『給付きゅうふ付つき税額ぜいがく控除こうじょ』を行おこなう。そのためにも、マイナンバーを全ぜん口座こうざにひも付つける政策せいさくインフラの改革かいかくを進すすめる」と述のべました。