砂糖や加工した材料が詰め込まれた「ポップタルト」と呼ばれる菓子をめぐり、製造元の米食品大手ケロッグ社が健康食品を偽装しているとして、同社を相手取った集団訴訟が起こされました。
今年8月に訴状を提出したイリノイ州の住民のアニタ・ハリス氏は、同社の販売戦略が誤解を招いていると主張しました。「生地の中のフィリングについて相対量、絶対量ともに実際より多くのイチゴが含まれているという印象を人々に与えているから」としています。
訴訟では、イチゴに由来する健康上の効果にも焦点が当てられており、米国の医療健康情報サイト「WebMD」に掲載された、「イチゴはあなたの心臓を守り、善玉コレステロールを増やし、血圧を下げ、がんを防ぎます」と記した説明が例に挙げられています。
集団訴訟では少なくとも500万ドル(5億7000万円)の支払いを求めています。