일본어 뉴스: 「帰国の実現を」拉致被害者の家族岸田首相に強く求める

「帰国きこくの実現じつげんを」拉致らち被害ひがい者しゃの家族かぞく岸田きしだ首相しゅしょうに強つよく求もとめる

Nov 13, 2021 18:11

Furigana

北朝鮮きたちょうせんによる拉致らち被害ひがい者しゃの家族かぞくが東京とうきょうで大だい規模きぼな集会しゅうかいを開ひらき、岸田きしだ総理そうり大臣だいじんも出席しゅっせきする中なか、政府せいふに対にたいしすべての被害ひがい者しゃの一刻いっこくも早はやい帰国きこくを実現じつげんするよう改あらためて強つよく求もとめました。

拉致らち被害ひがい者しゃの家族かぞくによる大だい規模きぼな集会しゅうかいは、新型しんがたコロナウイルスの影響えいきょうで去年きょねん10月つき以来いらいの開催かいさいとなりました。

はじめにあいさつに立たった家族かぞく会かい代表だいひょうで、田口たぐち八重子やえこさんの兄あにの飯塚いいづか繁雄しげおさん（83）は「新型しんがたコロナの感染かんせん拡大かくだいでわれわれの活動かつどうも長ながく途絶とだえてしまったが、絶対ぜったいに諦あきらめるわけにはいかない。解決かいけつに向むけた日程にってい表ひょうを作つくり、それに対にたいする答こたえを出だしてほしい」と政府せいふの具体ぐたい的てきな取り組とりくみを求もとめました。

そして、横田よこためぐみさんの母親ははおやの早はや紀江のりえさん（85）は「長ながい間ま、子こどもたちを救出きゅうしゅつするための行動こうどうを続つづけてきたが、姿すがたを見みることも、声こえを聞きくこともできない。13年間ねんかんしか娘むすめを育そだててあげられなかったことが本当ほんとうに悔くやしく、1人にんの母親ははおやとしてもう恥はじも外聞がいぶんもない。どうか支援しえんしていただきたい」と訴うったえました。

このあと、めぐみさんの弟おとうとの拓也たくやさんが「北朝鮮きたちょうせんはキム・ジョンウン（金きむ正ただし恩おん）総そう書記しょきしか決裁けっさいできない国家こっか体制たいせいであり、岸田きしだ総理そうり大臣だいじんが強つよい思おもいを持もって向き合むきあってほしい」と述のべ日び朝あさ首脳しゅのう会談かいだんの実現じつげんを求もとめたほか、田口たぐち八重子やえこさんの長男ちょうなんの飯塚いいづか耕一郎こういちろうさんは「親おやの世代せだいが生いきているうちに帰国きこくが実現じつげんできなければ真しんの解決かいけつではない。核かく・ミサイルと拉致らち問題もんだいを切り離きりはなし、日にち朝ちょう首脳しゅのう会談かいだんを行おこなって北朝鮮きたちょうせんに拉致らち問題もんだいを解決かいけつすることのメリットを伝つたえるべきだ」と話はなしました。

集会しゅうかいでは最後さいごに、政府せいふに対にたいしすべての被害ひがい者しゃの一刻いっこくも早はやい帰国きこくの実現じつげんを求もとめるとともに、北朝鮮きたちょうせんに対にたいしても全ぜん被害ひがい者しゃを帰国きこくさせるよう決断けつだんを求もとめる決議けつぎを採択さいたくしました。

岸田きしだ首相しゅしょう「私わたしの手てで必かならず解決かいけつ」

集会しゅうかいで岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは、拉致らち問題もんだいは内閣ないかくの最さい重要じゅうよう課題かだいだとして「私わたしの手てで必かならず解決かいけつしなければと強つよく考かんがえている」と述のべ、解決かいけつに向むけて全力ぜんりょくを尽つくす考かんがえを強調きょうちょうしました。

岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは「2002年ねんに5人にんの拉致らち被害ひがい者しゃの方々かたがたが帰国きこくされて以来いらい、1人にんの帰国きこくも実現じつげんできずいまだに多おおくの被害ひがい者しゃが北朝鮮きたちょうせんに取り残とりのこされていることは本当ほんとうに申し訳もうしわけなく思おもう」と述のべました。

そのうえで「拉致らち問題もんだいは岸田きしだ内閣ないかくの最さい重要じゅうよう課題かだいだ。被害ひがい者しゃのご家族かぞくも高齢こうれいとなる中なか、拉致らち問題もんだいの解決かいけつには一刻いっこくの猶予ゆうよもない。私わたしの手てで必かならず解決かいけつしなければと強つよく考かんがえている」と強調きょうちょうしました。

また、国際こくさい社会しゃかいの理解りかいと協力きょうりょくを得えることも不可欠ふかけつだとして、今後こんごアメリカを訪問ほうもんする際さいに問題もんだい解決かいけつの重要じゅうよう性せいについてバイデン大統領だいとうりょうとの間まで改あらためて理解りかいを深ふかめたいという考かんがえを示しめしました。

さらに、日本にっぽんが主体しゅたい的てきに動うごきトップどうしの関係かんけいを構築こうちくしていくことが極きわめて重要じゅうようだと指摘してきし、北朝鮮きたちょうせんのキム・ジョンウン総そう書記しょきと条件じょうけんをつけずに直接ちょくせつ向き合むきあう決意けついを重かさねて示しめしました。

そして、岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは「あらゆるチャンスを逃のがすことなく全力ぜんりょくで行動こうどうする。すべての拉致らち被害ひがい者しゃの1日にちも早はやい帰国きこく実現じつげんに向むけて総理そうり大臣だいじんとしてみずからが先頭せんとうに立たち、政府せいふを挙あげて全力ぜんりょくで取り組とりくんでいく」と述のべました。