これについて黒瀧さんはNHKの取材に対し、今回の対応は、岩波書店の判断だとしたうえで「コメントすることはありません」と話しています。
岩波書店のウェブサイトによりますと、絶版となったのは「岩波ジュニア新書」の「森の日本史」と「榎本武揚と明治維新」の2冊です。
著者は、いずれも東京農業大学の黒瀧秀久さんで、岩波書店はこれらの2冊について、ほかの書籍からの複数箇所にわたる「文章の無断転用」があったとしています。
そのうえで、2冊を絶版とし、今後の販売を停止すると発表しました。
また、返品を受け付け、書籍の代金を返す対応などを取るとしています。
岩波書店は、今回の事案について著作権者や著作権の継承者の権利を侵害することになったとしたうえで「読者の信頼を損なうことと重く受け止めている」などとしています。
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