「
あしなが育英会」が
行った
アンケート調査では
新型コロナウイルスの
影響が
長期化し
仕事を
失ったり
収入が
大幅に
減ったりしたため、
子どもの
進学や
将来に
悩んでいるという
声が
多く
寄せられました。
仕事や経済状況について、大阪の50代の母親は「これから子どもの教育費が1年に200万円近く必要で、借りられるかどうかもわかりません。借りられないと子どもに進学を諦めてもらうしかありません。つらいです」などとつづっています。
宮城県の50代の母親は「コロナのせいで本職の仕事が減り、去年の初めから夜、スーパーの品出しのアルバイトをかけもちでしています。子どもにもアルバイトをしてもらい、なんとか毎月やっている状態です。ことしで遺族年金も終わりです。その後の生活が不安でなりません」としています。
また、子どもが大学受験を控えているという広島県の50代の母親は「コロナにより仕事をやめさせられました。求職はしていますが、どうしたらいいか悩んで体調を崩しました。子どもに悩みを悟られないよう明るくしています」と苦しい胸の内をつづっていました。
宮崎県の40代の母親は「生活保護を申請し、やっと収入は安定しましたが、それ以前に滞納していた家賃や光熱費の支払いが終わるまでは以前と同じように切り詰める必要があります。もうしばらくと思いますが、容赦なく学費の納入期限は迫ってきます。とても厳しいです」と答えています。
3人の子どもを育てた女性「行き場をなくした」
アンケート調査に
回答した50
代の
女性は11
年前に
夫を
病気で
亡くしたあと、3
人の
子どもを1
人で
育ててきました。
女性は自動精算機の集金やメンテナンスなどを個人で請け負う、業務委託の仕事を続けてきました。
仕事の金額は清掃やメンテナンスを含め1か所あたりおよそ1200円でできるだけ収入を増やしたいと多い時には1日に40か所ほどを回っていました。
仕事は午前4時ごろから午後10時ごろまでとなり、仕事がなくならないよう自分で取り引き先に営業などを行うため休みはほとんどなかったといいます。
仕事の合間に自宅に戻って子どもたちのために食事をつくり、掃除や洗濯などの家事もしてきました。
1
か月の
収入は
手取りで20
万円余りで
多い時には30
万円近くを
得ることができましたが3
年前にがんが
見つかり
仕事を
減らさざるを
得なくなりました。
治療を続けた結果、体調がよくなったため仕事の量を少しずつ元に戻し収入も1か月の手取りで13万円ほどを得ていました。
しかし去年の春以降は新型コロナウイルスの影響でゲームセンターなどでの仕事が大幅に減りことし9月の収入は手取りでおよそ7万円にまで落ち込んでいます。
さらに11
月、がんが
再発したため
仕事ができなくなり
収入はなくなりました。
3人の子どものうち、2人の娘はすでに就職をしましたが、高校3年生の息子は大学進学を希望しています。
あしなが育英会からの奨学金は1か月5万円で高校の授業料などにあてています。
息子は大学進学の費用を稼ぐために飲食店のアルバイトを2つかけもちして働いてます。
しかし、それでも足りず、女性は仕事が再開できる見通しが立たないためどのようにして生活費や学費を確保していけばいいのか悩み続けています。
女性は「
悩みを
言える場所もない
し、
聞いてくれる相手もいない。
これからは
自分の
治療費もかかります
し、
治療が
終わった
後も
自分の
体が
どこまで
動くか
分かりません。
母子家庭のうえ、
親族もいないため
保証人を
立てられず、
銀行などから
お金を
借りることもできないので『
行き場をなくした』と
感じることも
多いです。
自分だけでは
どうすることもできない
家庭が
あることを
もっと知ってほ
しいし、
支え
合える社会になってほしい」と
話していました。
今年度の奨学金利用は2018年度の1.5倍
新型コロナウイルスの
影響が
続く中「
あしなが育英会」の
奨学金を
利用する
大学生や
高校生などは
今年度は8325
人で3
年前、2018
年度の
およそ1.5
倍に
増えています。
今年度に交付される奨学金はこれまでで最も多い63億円に上る見込みです。
あしなが育英会では毎年、春と秋の全国一斉の街頭募金をはじめ、寄付の呼びかけや奨学金の返還などであつめた資金を学生への奨学金や子どもたちの交流活動などにあてています。
しかし、
新型コロナウイルスの
感染拡大を
受けて
全国一斉の
街頭募金は
昨年度・2020
年度とことしの
春は
中止を
余儀なくされました。
このため緊急時のための積立金を昨年度と今年度で合わせて40億円を取り崩したということです。
あしなが育英会は奨学金の申請が増え続けていることや感染状況が落ち着いていることを踏まえ、街頭での募金活動を再開し、12月11日は東京と金沢市で。12日は札幌市や名古屋市、福岡市など10か所で募金を呼びかける予定です。
きょうの会見には街頭で募金を呼びかける大学生も出席し、奨学金を利用する大学4年生の堀川琉さんは「生活が苦しい子どもたちや保護者の声を広く伝えて支えてくれる人を少しでも増やしたい」と話していました。
山梨 同僚女性の遺体遺棄した疑い “動かなくなり遺棄”と供述
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Source: NHK
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Source: NHK
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